リアクトライズとは?
コンクリート構造物の老朽化が進む中で、予防保全的にコンクリート構造物の耐久性を向上させるために開発された、けい酸塩系表面含侵工法です。
リアクトライズを導入する特徴
feature
散水養生不要で工期短縮
トリプルミックス処方により反応性と固化性を最大限に引き出します
リアクトライズのメカニズム
mechanism
塩害環境による劣化
コンクリート表面に塗布又は散布すると、コンクリート中の遊離カルシウム分と反応しコンクリート表層部に保護層(C-S-H層)を形成します。
この保護層により水や海水、空気中の炭酸ガス(二酸化炭素)といった劣化因子の侵入を防ぎます。
施工手順※散水養生不要
flow
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カルサプリを塗布または散布
標準塗布量:125g/m2 120〜130g/m2×1回
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カルサプリを含浸
1日(12時間以上)放置
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リアクトライズを塗布または散布
標準塗布量:125g/m2 120〜130g/m2×2回
適用条件
- 施工面温度 0〜35℃
- 基本見た目が乾燥していれば施工可能
- 雨天時でも濡れない場所であれば施工可能
- 降雨中の散布は避ける※施工要領書を参照ください
前処理
- 劣化部除去、断面修復、下地処理
- 表面の汚れの除去(高圧洗浄機など)
- 夏場:100ml/m2散水処理し駆体温度を下げる
- 冬場:駆体温度が0℃以下の場合は施工を避ける