アイゾールEXとは?
アイゾールEXは無機成分のコロイダルシリカがコンクリートやモルタルの躯体内部まで浸透し、遊離アルカリと反応してコンクリートをより緻密にします。また有機成分の変成ポリシロキサンが表面に撥水性を施して、特殊アクリル酸エステル樹脂が透湿性のある塗膜を形成します。さらに、フッ素系樹脂が塗膜の耐久も高めます。内部と外部の相乗効果で構造物を様々な外的要因による劣化から守りますまた表面の意匠性を損なうことなく、艶消しのような風合いの半透明塗膜で無塗布のような仕上がりになります。
人や環境に配慮した安全性の高い材料である一液型水性塗料のため、有機溶剤を使用した塗料による毒性がありません。また、施工下地が完全に乾いていなくても使用可能で、工期への影響が少なく施工性に優れた製品です。
アイゾールEXの5つの特徴
feature
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撥水性
アイゾールEXに含有される、変形ポリシロキサンなどの撥水性分により、長期にわたり撥水効果を維持します。
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浸透防水
アイゾールEXに含有される浸透成分のコロイダルシリカがコンクリート表層の細孔を埋め、緻密化します。
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表面防水
伸び能力があり、柔軟性に富んだ塗膜を形成し、躯体内部の湿気を逃がしながら表面を防水します。
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防汚効果
フッ素系樹脂による高耐久・防汚効果で長時間にわたり高い防汚効果を発揮することが実証されています。
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耐候性
施工後も黄変など塗膜の劣化が少なく、高耐候性塗膜が長期間にわたって、劣化を抑制します。
アイゾールEXのメカニズム
mechanism
透湿性塗膜が外部からの水分を防ぎつつ、
躯体内部の湿気を逃がします。
特殊アクリル酸エステル樹脂塗膜がコンクリート内部の湿気を外部に放出(気体の拡散現象)し、外部からの水分を完全にシャットアウトします。表面塗膜は溶剤塗膜に比べ、躯体内部の湿気を逃がす機能が約20 倍以上もあるために、コンクリートの呼吸を阻害しません。そのため塗膜膨れや剥離を起こすことなく、コンクリート表面との付着性を良好にし、持続的に効果を発揮し続けます。
湿気を逃がすことの重要性
コンクリート内部にある水蒸気が塗膜で通過させることができないと、水蒸気圧により膨れが発生し、塗膜が損傷をしやすくなります。塗膜層を形成しながらも内部の水蒸気を通過させ、水分を外部に逃がすことが必要です。
施工手順
flow
comming
soon